2010年9月1日水曜日

抽象度を上げていく訓練

http://media.dr-sugahara.net/edgetalk/tomabechi/03.html より

■抽象度を上げていく訓練....。
つまり、人のことを考えられる人間になる。
自分自身の物理空間の幸せとか、
「教育に勝つ」みたいな競争原理の中で社会に出て、
お金儲けができるいい会社に入るという視野しかないような
そういうお母さんが
すごく日本には多いわけですよね。

そういうものに引きずられていく
お父さんとお母さんの中で子供が育っていった結果として、
本当の恋愛をする方法もわからないような人が
増えているような気もするんですけど。



■苫米地:
"犬猫的"っていってね。
犬や猫でも、親は自分の子供がかわいい。
自分の子供かわいくて、
「自分の子供のためにこんだけ献身的なのよ。すごいでしょ?」って
思っていても、ちっともすごくない。
自分の子供がかわいいと思う感情は、
犬だって猫だってあります。
そこから、そろそろ脱却してもらわないと
人類滅亡しますよ。




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「ドリームキラー」は本能にまで埋め込まれた洗脳の結果
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この世代に対して、
「そんなことないよ。」「やりたいことは自己責任で何やってもいいよ」って
いうふうにもう一度社会が教えてあげる必要がある。



■菅原:
それを教えられる人が少ないんですよね。


■苫米地:
少ない。その前の世代は死んじゃってるか、
世代からずれちゃってるし、
逆にそれより後の世代は上司が団塊の世代だから、
競争社会でしょ。

そういう中の競争社会というのはどういうものかというと、
減点制度だよね。

何もしないで、減点されなければ生き残れる。

何かしてはみ出した瞬間に彗星撃ちでつぶされちゃうんだから。
とにかく何もしないで、安定的な状態だけを維持する。
それをはみ出したやつにはボロボロに言う。


要するにドリームキラーだよね。


「おまえにはそんなことできるわけない」で
潰すっていう。

そういう中心に彼らがいて、そして、
その子供達はそれが当たり前として育っちゃってるから、
なかなか指導してくれる人がいないのよ。