2010年6月27日日曜日

やる気のスイッチ



“人は「面白いな」、「楽しいな」という興味が沸いた瞬間に
「やる気スイッチ」「モチベーションスイッチ」が入ると思うのです。

いかに「楽しいな、面白いなという気づきを与えて、
やる気スイッチを押すまで」が、
大人の役割だと思うのです。


やる気スイッチが入った人は、勝手に勉強します。
自分で勉強する環境は、私たちの周りにもう既にたくさんあります。
インターネット、本、PODCAST,セミナー、周囲の先輩達、等々。

ホントに必要な教育は、やる気スイッチを入れるために、
「そのことの楽しさ、面白さ」に気づいて貰う教育だと思うのです。


楽しさ、面白さに気づいてもらうために、
「おもちゃ感覚」や「ゲーム感覚」「バラエティ感覚」を学習の中に取り入れて、
手を変え品を変え、「楽しさ」に気づいて貰うためのアプローチをしていく。
これが、大人(社会人)向けの教育だと思っています。

「おもちゃ感覚」がワクワク感を生み出し、好奇心を刺激し、
「自らもっと知りたい!」「もっと勉強したい!」という気持ちにさせていく。
そのことが更に「もっと上手い方法はないのか?」という
創意工夫を生み出していくことになる。  


 

2010年6月12日土曜日

教える時に気をつけること

印象的なものを抜粋:


■■すべてを教えないこと

教える側がすることは、
教わる側が理解できる入り口に立たせてあげることだけです。
自分で理解することこそが喜びに繋がり、
次のステップのエネルギー源になるのです。

先取りしてすべてを教えることは、そのエネルギーを奪うことに繋がります。
自分の目で見て、自分の足で歩いていると感じることが教える時に一番大切な事です。



■■的確に褒めること。教える=褒めることです。

いくら褒めても褒めすぎることはありません。
気をつけるのは卑屈になったり媚びたりして的外れな褒め方はしないことです。
教わる側は見抜いています。褒めるべきを褒めることです。



■■気持ちよく失敗させること バカにすれば教わる側は簡単に

「わかったふり」をし始めます。分かったふりほど教育の妨げになるものはありません。
安心して失敗させることが大切です。失敗しきれていない部分があることも多いので、内容だけではなく方法にも気を配り本当に疑問を解消できているかを確認することも重要です。



■■いつまでも教えないこと
教わる側がいつまでも教える側を必要とするのは健全ではありません。
教わる側が自分を必要としなくなるように教えることが大切です。
いつまでもいつまでも同じように教えを請わざるを得ないのは、教え方が誤っています。
教える側は常に、慕ってくれたり、必要とされるのがうれしい気持ちを乗り越える必要があります。



 

2010年6月2日水曜日

上手な褒め言葉 II

“ただ単に“頭がいい”と能力を褒めた場合と、
一生懸命努力したからだね”と
努力を褒めた場合に
大きな差が出ることが分かった。



努力を褒められた子どもは、
何かを学ぼうとする意欲が強くなり、
やりがいのある問題に取り組む。
たとえ失敗しても努力が足りないと考え、
さらに努力し、成功の可能性が高まるとのこと。


それに対して、
ただ、“頭がいい”“芸術の能力がある”“音楽の才能がある”と
特別な能力があると褒められた子どもは、
困難な状況を避けたがり、努力に欠け、
失敗した場合に、無力感に襲われるとのこと。” 


 

2010年6月1日火曜日

上手なほめ言葉

「上手なほめ言葉」は、
「すごいね。どうやったらそんなふうにできるようになったの?」
というものだった。

その方が言うには「よく頑張ったね」とか「上手だね」とか「素晴らしいね」というのは、
表面的なほめ言葉であって、ほめられた子供には強く響かないらしい。
親が自分の子供をほめる場合にはそれでもよいそうだが、
指導にあたっている人間が使うには稚拙なほめ言葉だそうだ。


授業実践の記録を掲載しているサイトも多いが、
それを見ると「いいね、いいね」とか「おっ、それは素晴らしいね」とか
「きれいだね」などを連発している授業例も多い。

たまに言われるのなら、言われた子供も嬉しいだろうが、
(セラピストの方の言葉だと)
あまり連発すると逆効果になることもあるそうだ。

「上手なほめ言葉」は、「すごいね。どうやったらそんなふうにできるようになったの?」ですね。