父親はおおよそでも15年以上はスーファミの将棋をやり続けていた。
うちの家族にとってスーファミで将棋する父親の姿が日常の風景だった。
そんな父親がプレステ2の最弱レベルにも勝てないことに驚いた。
父親が言うにはスーファミの将棋ゲームは
コンピュータの指し方がパターン化されていたので勝てたらしい。
15年間勝ち続けた父親は将棋をやっていたというよりも、
必ず解けるパズルゲームをやっていたのだろう。
将棋や囲碁やチェスは勝ち続けても強くならない。負けないと成長しない。
だから最弱レベルのコンピュータに負け続けていた父親は
3週間ほどであっという間に強くなり、
今はコンピュータのレベルを上げて遊んでいる。
15年間の勝利よりも3週間の敗北のほうが
将棋的には意味のある時間だったのだ。
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